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世界に比べると日本はまだ喫煙者に優しい国

2020年03月05日

2020年の東京オリンピックの開催に向けて日本でも少しずつ禁煙場所が拡大されていますが、それでも世界各国から見れば日本は非常に喫煙者に対して甘く優しい国だと言えます。

イギリスやロシアやトルコでは、官公庁も医療機関も教育機関も一般企業もすべて全面禁煙です。
業務用車両も飛行機も列車もフェリーもバスもタクシーも完全禁煙です。
そして文化施設もショッピングセンターやバーやナイトクラブやレストランも完全禁煙です。
ロシアに至っては自家用車の中でさえ完全禁煙になっています。イギリスやトルコは自家用車の中は規制なしです。
しかし、カナダやオーストラリアでは自家用車の中も一部禁煙となっています。カナダは業務用車両と自家用車が一部禁煙でそれ以外は全面禁煙です。
オーストラリアでは一般企業と自家用車が一部禁煙でそれ以外は全面禁煙です。

それに対して日本はどうでしょうか。現在、完全禁煙となっているのは飛行機の中だけです。
官公庁も医療機関も教育機関もショッピングセンターやレストランも規制がなく喫煙できる場所がまだまだたくさん残っています。
病院などの医療機関でも、まだまだ全面禁煙とまではいっていない所が少なくありません。
ショッピングセンターなどでは小さな子どもも歩いています。たばこの煙を受動的に子どもが吸うことになります。

東京オリンピック以降は、病院などの医療機関は敷地内全面禁煙ですが、スタジアムや官公庁や社会福施設は建物内のみ禁煙、飲食店やホテルや駅や空港も建物内のみ禁煙です。
建物内のみ禁煙ということは、中庭や出入り口の外は喫煙OKということになります。
他の国がたばこに対して厳しすぎるというよりは、日本が甘すぎると言わざるを得ないでしょう。

他国ではルール違反をして喫煙した場合には、厳しい罰金があります。
イギリスでは30~50ポンドの罰金です。日本円にすると4500円から7500円くらいになります。
韓国では10万ウオン、日本円にすると7000円の罰金です。
それに対して日本の路上喫煙に対する罰金額は、1000~2000円が多いです。
また、シンガポールでは未申告のたばこの持ち込みは最高5000ドル(41万7500円)の罰金です。
現地でのたばこの販売価格は一箱1000円ほどかかります。
たばこのポイ捨ては1回につき、600シンガポールドルの罰金です。1シンガポールドルが83.5円なので、5万円ほど支払うことになります。

オーストラリアは世界一喫煙に関して厳しい

オーストラリアは日本では想像できないほど喫煙者に厳しい環境であり、愛煙家はかなり肩身の狭い思いをしています。
まずたばこの価格が想像以上に高い点です。
オーストラリア政府は段階的に値上げを行なっており、2020年には40オーストラリアドル、1オーストラリアドルを80円とすれば1箱で3200円まで値上げする形になっています。
日本も値上げをしているとはいっても500円あれば1箱は買えますが、オーストラリアではその価格では購入できません。

禁煙エリアも非常に広く、公共のエリアは全面禁煙が当たり前です。
他人の敷地にたばこの煙が流れ込むことも禁止しており、日本のようにベランダで喫煙するようなことも許されません。
それだけ外で吸うことのルールが厳格であり、喫煙エリアを根気強く探してそこで吸います。
日本であれば喫煙室も空調が行き届いている印象がありますが、オーストラリアはそうした環境にもなく煙が充満した中で吸うような状態です。
日本の状況がいかに喫煙家に優しいかが分かります。

たばこを購入する場所を見るとスーパーマーケットやガソリンスタンドで購入できるため一見すると厳しくなさそうです。
外からたばこが見えないようになっており、店員にたばこの存在を尋ねないと在庫があるかが分からない形です。
しかもたばこの箱には煙で汚れ切った肺の写真が描かれており、それでもたばこを吸うのかという警告がなされています。

オーストラリアの喫煙率は男女で20%弱と意外と低くないのが特徴ですが、世界レベルで見ればその取り組みはかなり厳しいです。
こうした取り組みと日本の現状を比較すると、いかに日本がたばこに関して恵まれているかがよく分かります。

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